[2005]シャトー・メルシャン 長野カベルネ・ソーヴィニョン

クリックで実寸大になります→待望のファースト・ヴィンテージ 千曲川の河川敷きにて 北信地区の風土の 新たな魅力を覗かせる 日本のカベルネ・ソーヴィニョン 北信地区の契約栽培者は垣根栽培によるシャルドネの成功を受け、赤ワイン用品種の栽培を熱望していました。
メルシャンとしても当時、垣根での赤品種の栽培は「城の平」以外での大きな経験は無かったこともあり、双方の志が一致、カベルネ・ソーヴィニョンとメルローの栽培を開始しました。
排水に優れた土壌で、雨が少なく、昼夜の温度差も大きいため、葡萄の生育に適した土地であり、品質レベルの高い葡萄が生まれます。
以上、生産者メルシャンより 押し付けのない緻密さがある。
あまりにも馴染むスタイルなので、優しいと感じてしまうほど。
世界のワインと比較して、この価格で、価値が有るのかと、問われたら私はNoとしか言えないが、ひとたび日本のワインとして、フォーカスすれば、良くぞここまで来たかと、感激をさせてくれる。
それ程に、しなやかな赤ワインとなった。
押し付けのない緻密さが、飲み心地に、あたたかな日差しを感じさせてくれる。
良い和牛を食する機会に恵まれたなら、もう一ふん張りして、このワインをお供にして頂きたい。
日本のトップのカベルネ・ソーヴィニョンである「城の平」よりはお安いが、充分にそれをカバーするパフォーマンスは見せてくれた。
Vin du 268 大西力 タイプ 赤
【産地】 長野県北信地区 （須坂市および長野市） 葡萄品種 カベルネ・ソーヴィニョン：92％ メルロー：8％
【栽培方法】 垣根式
【平均樹齢】 5年
【植栽密度】 3,300本/ha
【平均収量】 カベルネ・ソーヴィニヨン：6t/ha メルロー：7t/ha
【収穫】 10月上旬
【発酵】 28-30℃ 約20日間
【育成】 オーク樽にて 8〜30ヶ月 （新樽比率17％）
【アルコール度数】 13.4％
【総酸度・残糖度】 6.3g/L ・ 3.5g/L
【瓶詰め日】 2008年9月2日
【生産量】 約1,300本 シャルドネ垣根式栽培実績のある北信地区で、2000年よりカベルネ・ソーヴィニョンの栽培を開始しました。
北信地区は排水に優れた土壌を有し、雨が少なく昼夜の温度差が大きいため、ぶどうの生育に適した場所です。
北信地区産のカベルネ・ソーヴィニョンによるしっかりとした骨格に同地区産のメルローを少量ブレンドすることによって滑らかで優雅な風味をプラスした、バランスの良いワインです。
以上バックラベルより
【ヴィンテージ】 春先から5月まで、平年に比べ低温で推移したため、生育ステージは開花初めまで約1週間の遅れを記録した。
このような傾向を示しながらも、6月に入り高温少雨傾向で推移したため、開花初めから満開に至るまでの日数が5日となり、ほぼ良年に見られる日数を記録した。
その後周期的な変化を繰り返し、ヴェレゾン（着色期） 開始はやや遅れ気味であったが、ヴェレゾン中期（50％硬核期）は平年並みとなった。
9月に入り、降水量は少なく推移したものの、日照時間は平年並みに推移した。
適熟で健全な果実を収穫するため、平年に比べ収穫期を遅らせ、収穫時は畑での選果に注力して作業をおこなったため、健全な果実を収穫することができた。

【テイスティングコメント】 少しオレンジがかった明るめのルビー色。
丁字などの茶系スパイスの香りと、チェリーやカシスなどの香りがほどよく融合したしなやかな香りで、果実香には少しドライな要素もみられる。
味わいは、なめらかでバランスよく、しっとりとした落ち着きがあり、タンニンも溶け込んでいる。
この時点で既においしく飲み始められる。
サーモンのバターソテーやマグロのステーキなどの赤身魚から、鶏肉の赤ワイン煮込み、ビーフストロガノフ、牛肉の網焼きキノコ添えなど、幅広い 料理に相性のよいワイン。
（2008年9月） 以上、メルシャンのWebサイトより トップへ戻る